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体重をもとに戻すためにダイエットや運動に頼る

人の体重は、多くの個人において成人してから後、一生涯を通じてほぼ一定にたもたれているか、あるいは、やや増加する傾向が認められるということです。

男性の場合、20~60歳の体重の増加傾向は、一年間当たり250グラムほどと推定されます。人の体の構成成分から判断すると、この250グラムは、2800キロカロリーに相当します。

一方、人は、一年間におよそ90万カロリーを摂取しています。したがって、増加した体重は、摂取カロリーの0.2%にも満たないのです。もちろん、短期間に限ると、たとえばつき合いで外食が多くなったり、温泉旅行に行ったりすると、明らかに体重が増加します。

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そのため、一般的には、体重をもとに戻すためにダイエットや運動に頼らなくては、と考えるのが普通です。しかし、長期間の観察から判断するかぎり、人の体には、摂取カロリーに応じて、消費カロリーを調節するメカニズムが備わっているのです。

 

ダイエットで脂肪の量を増減させ体重をセットポイントの値に調節している

体重のセットポイント説によると、エネルギーの貯蔵状況は、中枢神経系(脳)によって感知されているといいます。

そして、貯蔵されているエネルギーの増減に応じて、中枢神経系が、摂取カロリーと消費エネルギーとのバランスをコントロールします。つまり、脂肪の量は、中枢(脳)によって感知され、増減されているのです。

たとえば、熱帯魚の水槽に備えられたサーモスタットを考えましょう。設定された温度以下に水温が下がれば、水を温めるためにヒーターが働きます。これと同じように、動物の体重も、セットされた体重以下に減少したときには、摂食行動やエネルギー代謝が調節され、決められた体重に戻るのです。

また、体重が規定された値以上になっても、同様のメカニズムが作用し、もとの体重に戻るのです。これがダイエット体重のセットポイント説です。

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それでは、われわれの体は、どのようにして、ダイエット体重をセットポイントに合わせているのでしょうか。これまでに、食欲や体重をコントロールするメカニズムとして、体温によるという説や血糖(血液中のブドウ糖「グルコース」濃度)によるという考え方などが唱えられてきました。

現在、医学界においてひろく受け入れられている理論は、リポスターシス(「脂肪定常説」あるいは「脂肪平衡」)として知られています。私達の体は、脂肪の量を増減させることで、体重をセットポイントの値になるように調節しているというのです。